コラム : FOOTBALL WEEKLY

コラム

【笹木勇一郎コラム】フットボール・アンセム11

第11回 同級生の西大伍が僕に与える影響について


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●会わずに帰ろうと決めた

 今日はこのまま会わずに帰るべきじゃないか?
 たとえ会ったところで、どんな言葉をかければ良いのかわからない。
 実際、僕にはかける言葉がなかった。
 だったら、黙って帰ればいい。幸い、ヤツは僕がこのスタジアムへ来ていることを知らないのだから。知らせなくて本当に良かったな。
 FCソウルの追加点が決まり、鹿島アントラーズの敗戦が濃厚となりつつある、試合終盤、僕はそんなことを考えていた。
 そして、試合が終わると、監督会見室に座っていた。
 指揮官の言葉をノートに書き留めながらも僕はアイツのことを考えていた。
 先制点を決めながらも逆転されて、ACL敗退が決まった。しかも途中交代している。きっと悔しいに違いないだろう……。

「西選手が呼んでいるよ」
 かけられた言葉にハッとする。そこにはミックスゾーンに行ったライターの寺野さんがいた。「西選手が待っているから、急いで急いで」と促されながら、僕はミックスゾーンへと急いだ。
 ロッカールームからの出口付近は薄暗く、広い場所には、取材のためにロープが張られている。鹿島アントラーズのチームバスのそばに、西大伍が立っていた。

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【アルビレックス新潟 田中達也 連載コラム21】ReSTART

09_tatsuya_1FW第21回「息子が生まれた春に想う」



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こんにちは。

シーズンが開幕して2カ月。8試合が終了しました。
今季は2ステージ制なので、スタートダッシュが重要というのは、誰もが理解していると思います。
そんななか、アルビは1勝3分4敗の15位です。なかなか勝ちきれないという結果は悔しいばかりです。

「良いサッカー、自分たちのサッカー」が出来ているという手ごたえを得ながらも、勝てなければ意味がない。
そんなジレンマは、選手誰もが感じているはずです。

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【笹木勇一郎コラム】フットボール・アンセム10

第10回 ドキドキ、ワクワクの2ステージのJリーグ開幕

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 今年のJリーグ開幕を僕はひとり日産スタジアムで迎えた。
 2014年W杯惨敗の記憶、2ステージ制導入などを抱えて、今年のJ1開幕は如何なるものか? いつものJリーグ開幕で感じるワクワクした想いとは少し違う緊張に似た感覚を持ちながら、スタジアムの雰囲気やサポーターの様子を見に行きたかった。

横浜F・マリノス 対 川崎フロンターレとの一戦。

 駅からスタジアムへ続く道。
 チームフラッグ、海外チームのレプリカシャツが売ってる露店が並ぶ。家族連れ、カップル、単独、チームシャツに身を包んだフル装備のサポーター、私服のサポーター。そして、ボールを蹴ってる子供達がいた。
 そんな光景を目にしながら、スタジアムへ到着する。
 スタンドはすでに盛り上がっている。先発メンバーへのチャントが響くバックスンタンド。メインスタンドではざわざわとした賑わいがある。
 すべてが、いつもの通りだった。

 たくさんのサポーターの反対を押し切る形で始まった2ステージ制。
 新システム導入に対して、開幕戦でサポーターの抗議行動があるのではないか? メッセージ・フラッグや横断幕などが掲げられて、開幕へ水を差すようなことにならないか? 内心、少しドキドキしていた。
 しかし、そんな心配は無用だった。
 「決まったものはしょうがない、みんなで盛り上げていこうじゃないか!」
 そんな雰囲気をサポーターの一生懸命な歌声から感じた。

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【石井紘人レポート】日本代表戦よりも注目すべきJFA会長選

遂に日本サッカー協会(JFA)会長選にメスが入った。

簡単に説明すると、今まではJFA会長になるには、幹部たちの推薦が必要だった。形式上は幹部が選んだ人物を47名の評議員会が追認する形ではあったが、形骸化していたと指摘するメディアは多い。ゆえに、真偽はともかくとして、「川淵三郎元会長が院政をしいているのでは」という報道が多かったのだろう。セルジオ越後氏も本誌にて「JFAの人事はこれまで、いわゆる“密室”の中で行われてきた」と表現している。

それをFIFA(国際サッカー連盟)も感じていたようで、昨年、組織の透明性を高めるように指導を行い、JFA会長は選挙を含む形で決める方式に変更となったのだ。

これによって、次のJFA会長は、7人以上の評議員の推薦があれば(*いくつかの条件はあるが)立候補できる。また、評議員も47名から75名に増員された。
とは言え、“これでJFAが透明化される”とするのは安直だろう。

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【石井紘人コラム】家本政明主審に聞く「現代のスポーツ界に思うこと」

amazonベストセラーランキングで快走を続けていた『足指をまげるだけで腰痛は治る!』。その監修者であるメディカルトレーナー・夏嶋隆氏とによる拙著『ロダンのポーズで肩と首の痛みが治る!』が発売された。
同著では、肩こりや首こりなど、首と肩の痛みを治す12のメソッドを公開しているが、今回は夏嶋隆氏に弟子入りし、現在、日本トップのレフェリーとして活躍する家本政明氏のインタビューを抜粋して紹介する。

■現代のスポーツ界に思うこと
夏嶋氏のもとで人体のさまざまなしくみを学んできた家本氏は、現代のスポーツ界に疑問を感じています。

「アスリートが、よく上半身の動かし方についてトレーニングすると思うのですが、亜流のやり方が多いように感じているんです。たとえば、走りに特化した人であっても、なんとなく『こういうフォームがいい』と亜流が広まっている。スポーツの専門雑誌やトレーニング本などを見ても、解剖学的なことは詳しく書かれていません。でも、クラシックバレエの本には、必ず解剖学のコーナーがあるんです。

 以前、『実際にトップ選手はどうなのか』と、夏嶋先生と二人で五輪や世界陸上のゴールドメダリストたちの動作解析を行ったことがあるんです。当然、足の運び方や骨盤の位置も違うのですが、腕の振り方や肩甲骨の位置にも違いがあった。

 陸上界で有名な方も、『腕というのは、肩甲骨から派生している。肩甲骨から動かすイメージの方が、結果的に全身が効率的に動く』といって仰っていました。

 体の軸を固定して、手と足だけを動かして走っても、手と足は小さい筋肉の集まりですよね。その動かし方だと、手や足がオーバーヒートしてしまいます。
 そうではなく、体全体の筋肉をバランスよく使わないといけないのですが、そのためには『中』の筋肉を動かさないといけない。機能として、外の筋肉が動きすぎると、中の筋肉は起きてくれません。固まってしまうんですね」

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