[ユーロ2016]終盤のドラマでアイスランド突破、16強出揃う

22日にグループEとFの最終戦4試合が行われ、16強が出揃った。この大会は終盤のゴールの多さが目立つが、この日の試合でも終盤にドラマが待っていた。

グループEでは、アイルランドがすでに突破を決めているイタリア相手に85分のゴールで1−0で勝利し、3位でベスト16入りを決めた。また、ベルギーも84分のゴールでスウェーデンを1−0で破り、2位。スウェーデンは敗退が決まり、イブラヒモヴィッチにとってはこれが代表での最後の雄姿となった。

グループFでは、下馬評は低かったもののこの大会で素晴らしいプレーを見せてきたアイスランドがオーストリアと対戦、途中出場のトラウスタソンが追加タイムに決勝点を挙げ、2位通過を決めた。また、ここまで勝ちのないポルトガルはロナウドがついにゴールを決めたものの、ハンガリーに追いつくのが精一杯。勝ち点3で3位に終わり、なんとかベスト16に滑り込んだ。


アイスランドのハルグリムソン監督は「アイスランドは祝日を変更するかもしれない。この試合を見た人は誰もがこれがどれだけ我々に大きな意味を持つものかわかったと思う。勝つためにあらゆる犠牲をいとわなかった。オーストリアには敬意を表したい。彼らは最後の最後までゴールを目指して戦った。ツキもあったけれど、とにかく試合を通して強い精神力を示した。脚が疲れきっていた選手もいた。ここまでほぼ同じメンツで戦ってきたからね。(ベスト16の対戦相手の)イングランドのことは恐れていない。16強で簡単な相手はいなことはわかっている。それまでに万全なコンディションにしたい。」と話した。

ハンガリー戦で大会記録を更新したのはポルトガル代表のロナウド。四度の欧州選手権でゴールを決めた初めての選手となり、出場試合数も17試合で記録を更新。「新記録とはなったが、記録はいずれ破られるもの。記録を更新できてうれしくないとは言わないけれど、大事なのはグループリーグ突破で、それをなんとか果たすことができた。次もいいチームと戦うが、勝つか負けるかは五分五分。いい試合をしたチームが勝ち抜ける」と話した。


ベスト16の組み合わせは以下のとおり。
6/25
スイス 対 ポーランド
ウェールズ 対 北アイルランド
クロアチア 対 ポルトガル

6/26
フランス 対 アイルランド
ドイツ 対 スロヴァキア
ハンガリー 対 ベルギー

6/27
イタリア 対 スペイン
イングランド 対 アイスランド

続きを読む

[ユーロ2016]ドイツ、ポーランド、クロアチア、スペインが16強

21日にグループCとDの最終戦4試合が行われ、ドイツ、ポーランド、クロアチア、スペインが突破を決めた。

グループCでは、ドイツとポーランドが共に勝利して勝ち点を7に伸ばし、ドイツが首位通過。グループDでは、スペインがPKを失敗したこともあって、クロアチアが終盤のカウンターでペリシッチが決めてスペインに逆転勝利、首位通過を決めた。ユーロ2連覇中のスペインがユーロで敗れたのは2004年以来のこととなる。この結果、ベスト16でスペインがイタリアと対戦する。

また、あと2グループを残して、B組3位のスロヴァキアとD組3位の北アイルランドのグループリーグ突破も決まった。これで英国は3協会がベスト16に入ったことになる。

PKを失敗したセルヒオ・ラモスは、「クロアチアは素晴らしいパフォーマンスだった。PKには失敗したが、これが決勝トーナメントじゃなくてよかったよ」とコメント。決勝点のペリシッチはマンオブザマッチに選ばれた。
続きを読む

[ユーロ2016]B組はウェールズ首位通過、イングランド2位

20日行われたグループBの最終戦。どのチームにも勝ち抜けのチャンスがあったが、ウェールズがロシアに3−0と快勝し、首位で突破を決定。ロシアは敗退。

また、スロヴァキア対イングランドは、イングランドが再三チャンスを作りながらゴールを奪えずゴールレスドロー。イングランドは勝ち点を5に伸ばして2位を確定。スロヴァキアは勝ち点4の3位で、他のグループの結果次第では勝ち抜けの可能性を残した。


「すべてがこの試合にかかっていることはわかっていた。自力で突破をつかめるんだから、試合前にはとにかく楽しんで悔いのないプレーをしようとみんなで話した。自分がプレーしたなかでは今夜が最高のパーフォマンスだったと思う。僕らはただ頭数合わせに参加したんじゃないんだ。グループを首位で勝ち抜けるためにこれ以上はできないほど頑張った。次の相手が誰になるのか楽しみだよ」
ロシア戦でもゴールを決め、早くも3得点のウェールズ代表ガレス・ベイル

続きを読む

[ユーロ2016]A組はフランス、スイスが16強

19日に行われたグループA最終戦で、スイスがフランスと0−0と引き分け、勝ち点を5に伸ばして初のグループリーグ突破を決めた。
もう1試合のルーマニア対アルバニア戦は、ルーマニアが攻めたもののアルバニアは少ない得点チャンスをものにし、これまで8回の対戦で一度も勝ったことのない相手を1−0で下した。これで初出場で初勝利、さらに3位フィニッシュ。他のグループの結果次第では決勝トーナメント進出の望みも残した。


アルバニアのデ・ビアージ監督は、「アルバニア人のファンに大きな喜びを与えることができた。アルバニアにいるアルバニア人だけではなく、世界中にいるアルバニア人にだ。どこへ行っても、チームをサポートし我々のやることを喜んでくれるファンがいる。今日はようやくこれまでの2試合でもできたはずのことをやりとげた。結果を出すにはゴールが必要だ。気持ちを込めていいプレーをした。そしてメンタルの強さを見せることができた」と話した。

続きを読む

[ユーロ2016]ポルトガルまたドロー、ベルギーは初勝利

18日に行われたグループFの2試合はいずれもドローに終わり、決勝トーナメント突破の行方は最終戦までもつれる状況となった。

1回戦でポルトガルと引き分けて初出場で早速勝ち点1を手にしたアイスランドはPKで先制したものの、ハンガリーのプレッシャーに終盤にオウンゴールを献上。初勝利とはならなかった。一方ハンガリーはこれで勝ち点を4に伸ばし、勝ち抜けに向け貴重なドローとなった。

一方ポルトガルとオーストリアは、ポルトガルが攻め続けるもロナウドがPKをポストに当てて失敗したこともあり、0−0で2試合連続ドロー。初戦でアイスランドの戦いぶりを「小心者」と批判したロナウドだが、この試合でもゴールを奪えず、またフラストレーションをためたことだろう。


オーストリアのコラー監督は試合後、「ロナウドがゴールを決めていたら、我々の敗退が決まっていたわけだから、失敗してくれて助かった。ワールドクラスの選手に対しては組織でよく守った。彼のヘディングゴールもオフサイドでよかったよ」とコメントしている。

グループFは2戦を終えて、ハンガリー(勝ち点4)、アイスランド(勝ち点2)、ポルトガル(勝ち点2)、オーストリア(勝ち点1)となった。

またグループEではベルギーがアイルランドに3−0で今大会初勝利を挙げている。

続きを読む

[ユーロ2016]クロアチア、発煙筒騒動で無念のドロー

17日に行われたグループDのチェコ対クロアチア戦。
初戦に勝利しているクロアチアが試合の主導権を握って2点をリードし、連勝で勝ち抜けを決めるかという勢いがあった。62分にモドリッチが負傷退場してもまだ余裕のあったチームだが、76分に1点を返される。さらに勢いに水を差したのが86分にクロアチアファンのスタンドからピッチに投げつけられた複数の発煙筒。危うく副審が負傷するところだったが、これでしばらく試合が中断したのが流れを変えた。終了間際にクロアチアのハンドでチェコにPKが与えられ、試合は結局2−2のドロー。クロアチアは勝ち点2を失った上、ファンの行為で UEFAから処分を受ける可能性もある。


試合後、クロアチアのチャチッチ監督は試合後、「相手はいいチームだった。私が監督になって以来ベストゲームの一つだったし、チャンスもたくさん作った。だが、これがユーロだ。どのチームにもチャンスがある。彼らは2点を返したんだ。勝てた試合だったし、チームのパフォーマンスには満足している。2−1までは完璧だった。けれど、中断があって集中力が切れた。勝ち点2を失ったのは残念だが、これがフットボールだ」と無念さをにじませた。

そのほか、イタリアは終盤のゴールでスウェーデンを1−0で下し、2連勝でベスト16進出。スペインもトルコを3−0で破って、2連勝で勝ち抜けを決めた。


続きを読む

[ユーロ2016]ヴァーディ、スタリッジのゴールでイングランドが逆転勝利!

16日に行われたグループBの試合、同国対決となったイングランド対ウェールズは期待にたがわぬ熱戦となった。初戦でロシアに土壇場で追いつかれて勝利がお預けとなっていたイングランドは、追加タイムの決勝点でウェールズに2−1の逆転、今大会初勝利を挙げた。


初戦白星で勢いのあるウェールズは、ベイルが再び鮮やかなフリーキックを決めて先制。イングランドは後半開始からヴァーディとスタリッジが交代出場すると、56分にはヴァーディが同点ゴールを決め、追加タイムにスタリッジが決勝点を入れた。

ヴァーディは試合後、次のようにコメント。
「信じられない気分だったよ。僕は自分に来た最初のチャンスを決められてラッキーだった。監督からは(チャンスを多く作っていた)前半と同じようにやれと言われて出場した。負けたらこんな不運なことはないと思ってたから、チャンスを作り続けた。僕とスタリッジが途中出場してゴールを決められるなんてね。次の試合も絶対に勝たなくてはいけない。それに集中して練習する。次の試合が待ち遠しい」

またグループCの2試合では、北アイルランドがウクライナ相手に初勝利を挙げ、2連敗のウクライナの敗退が決まった。ドイツとポーランドは今大会初のスコアレスドローとなっている。


続きを読む
About
Football Weeklyは、サッカーに特化したブログメディアです。日本サッカーの現状や提言など深く斬り込んだコラムを発信します。
詳細
メッセージ
QRコード
QRコード
fbrj_top_img 1
  • ライブドアブログ