レスターがプレミアリーグ初優勝!

2日(日本時間3日早朝)の試合で、2位のトッテナムがチェルシーと2−2で引き分けたため、レスター・シティがプレミアリーグ初優勝を手にした。

1日のリーグ戦で勝てば優勝が決まるレスターだったが、アウェイのマンチェスター・ユナイテッド戦は1−1のドローに終わり、優勝決定はお預けになっていた。

レスターは132年のクラブ史上、1928-29年に2位というのが最高位で、優勝はこれが初めて。1997-78年にノッティンガム・フォレストが初優勝して以来の優勝経験のないチームがチャンピオンとなった。

昨シーズンは11月から4月まで最下位に甘んじ、終盤の9試合で7勝して、かろうじて降格を免れたレスター。7月にクラウディオ・ラニエリ監督が就任し、シーズン前は今季も降格候補と言われながら、終始安定した戦いぶりで、リーグ戦2試合を残しての優勝となった。



ジェイミー・ヴァーディの自宅では、フックス、フート、モーガン、岡崎慎司らが集まり、トッテナム戦をテレビ観戦、優勝の瞬間を味わった。

カールスルーエ山田大記「自分はもっとやれる」

 ベルリン市内の東に位置するブンデスリーガのクラブがある。1. FC Union Berlin。1.FCウニオン・ベルリンと読む。市内西側に位置するヘルタ・ベルリンとは違い、ブンデスリーガ1部で戦った経験はないが、野太い声で歌う熱狂的なサポーターは、ドイツでも有名だと聞かされていた。

 2月26日金曜日。
 シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライへ出かけた。ジュビロ磐田から昨季ブンデスリーガ2部のカールスルーエへ移籍した山田大記のベルリンでのプレーを見ることが一番の目的ではあったが、ウニオンのホームスタジアムの雰囲気にも興味はあった。

 ベルリン東地区の中心地であるアレキサンダープラッツから、電車やトラムを乗り継いで1時間。車内はそれほど混みあってはいなかったものの、スタジアムの最寄駅に到着するとたくさんのサポーターがそこにいた。目指すスタジアムの姿は見えるが、そこへ向かうためには真っ黒な森の中を歩まなければならない。少しドキドキしながら、サポーターのあとについて、スタジアムをめざした。

 改修工事が進められているスタジアムの外観は新しい。しかし、歴史を感じさせる風情が漂い、チームカラーの赤がポイントとして生かされていて、高いデザイン性がおしゃれだった。収容人数は2万人を切るこじんまりとした作りは無駄がなく、プレスルームや動線も機能的。アットホームな空気をそのスタジアム自体が演出しているようでもあった。

 キックオフを前にウニオンのサポーターの歌声がこだまする。そして、スタジアムにいる全員がタオルマフラーを掲げているような迫力で選手たちを迎える、しかし、選手入場時に合わせたかのように、アウエイエリアを埋めたカールスルーエのサポーターが青い発煙筒を炊く。青い煙がピッチ上を覆うなか、試合が始まった。

<カールスルーエの先発>

 山田は左MFとして先発出場している。2列目が彼の定位置だが、試合によって真ん中を務めることもあるようだ。

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フランクフルト対ハンブルグ戦はドロー、酒井の自信と長谷部のジレンマ

 2月19日金曜日、20時30分という遅いキックオフにも関わらず、スタジアムはほぼ満員。ブンデスリーガのフランクフルト対ハンブルグ戦。フランクフルトサポーターの熱く野太い歌声が響く。
 しかし、試合はスコアレスドローで終了。どちらのチームもミスが多く、勝ち点1を拾えたことを納得せざるを得ない内容だった。
 
 試合の開始早々からハンブルグは両サイドバックが高い位置をとり、ホームのフランクフルトを自陣に押し込んでいた。
 そのハンブルグの右サイドバックで先発出場したのが酒井高徳。今季、シュトゥットガルトからハンブルグへ移籍したものの先発定着までには長い時間を要した。

 試合出場機会が遠ざかるとどんどん試合勘がにぶり、たとえチャンスが訪れても良いプレーができない。
「そこが攻撃陣選手との違いだと思います」と酒井。それでも昨年11月7日以降は先発に定着。後半戦も、2月に入って3試合連続で先発している。
「あれほど長く所属チームで試合出場から遠ざかることは初めてのことだった」と話す表情には確かな自信が垣間見えた。
 
 その酒井と対峙したのがフランクフルトの長谷部誠だった。左サイドバックでの先発はあまり例がない。この日は出場停止選手の代わりでの起用だった。昨シーズンは本職であるボランチでの出場時間を伸ばしていたが、今季は右サイドバックでの起用が目立つ。

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[UEL]ドルトムント2−0先勝、香川にエール

「なんか嬉しかったですね。いろいろと報道もでたり、なかなか結果が出ていない中で、『真司頑張れよ』って。ああ自分はこれだけの支援をサポーターから受けているんだなって、深く感じられた。今日はすごくそれが嬉しかったですね」

 2月18日ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦のファーストレグ。2月13日のハノーバー戦に続いて先発出場したボルシア・ドルトムントの香川真司は87分に交代したが、ピッチを去る場面でホームのサポーターから贈られた熱いエールについて、試合後にこやかな表情で振り返った。

 試合当日の練習で初めて先発を知らされた。システムが大幅に変わり、「ちょっとびっくりした」と香川も話した。前半6分に先制点を決めたドルトムントだが、守備に重きをおくポルト相手になかなか追加点を奪えなかった。

「中央は固く守られていたし、のらりくらりとプレーするポルトに、俺たちも飲まれそうな雰囲気になる時間帯もあった。攻撃のスピードが上がらないというか。でも。そういうときでもディフェンダーがうまくそこを高いモチベーションで失点をゼロで抑えたことはすごくよかった」


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セリエA首位決戦はグラディエイターの闘い?

13日の試合で、現在首位のナポリが2位ユヴェントスにアウェイで挑む。この試合をナポリの会長、アウレリオ・デ・ラウレンティスは「映画『グラディエイター』を想像するよ。リドリー・スコットが監督するにふさわしい」と評した。

連覇を狙うユーヴェに対して、ナポリはマラドーナを擁して優勝した1990年以来のタイトルを狙う。余談だが、この年イタリアではワールドカップが開かれ、ナポリで行われたアルゼンチンとの準決勝では、会場のイタリア人ファンからもマラドーナコールが聞かれ、アルゼンチンがPK戦で決勝に駒を進めている。

ナポリを率いるマウリィオ・サッリ監督は決戦を前に、「トリノへ行って自分たちのやり方を押し通すぐらい我々は頭がおかしい」と少々危険な、しかしいかにもナポリらしい発言をした。ここまで8連勝で、総得点でも2位のユヴェントスに8ゴール差をつける爆発的な攻撃力が自慢だ。


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リヴァプール、ファンの抗議で値上げ撤回

リヴァプールのオーナー、フェンウェイ・スポーツ・グループは10日、2016-17シーズンのチケットの値上げの中止を発表し、ファンに謝罪した。

2月3日、リヴァプールは16-17シーズンの一番高いチケット(改修後のメインスタンド席)を77ポンドに値上げすると発表したが、サポーターはそれに反対して、6日に行われたサンダーランド戦の途中、77分に立ち上がりスタジアムを去るという抗議行動を行った。

行動に参加したおよそ1万人のサポーターの中には、リヴァプールのレジェンドの一人で現在は解説者をしているジェイミー・キャラガーも含まれていた。また、盲腸の手術でサンダーランド戦を欠場したユルゲン・クロップ監督も問題の早期解決を訴えた。




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[U-23日本代表]勇気のその先に

1月30日、U-23リオ五輪アジア予選決勝が行われた。
決勝のカードは日本対韓国。

アジアの代表としてオリンピック出場を決めた両チームの戦いは、個の力で日本を上回る韓国が優勢に試合を進めた。
日本は前半20分に先制され、後半開始2分に追加点を沈められる。
2得点を奪われ万事休すかと思われた日本代表だが、後半22分に1点を返し、同23分には立て続けのゴールで、スコアを振り出しに戻す。
それまでの劣勢がウソだったかのように息を吹き返した日本は、後半36分に決勝点を決め、0-2から試合をひっくり返した。



フットボールの世界ではときにこのような展開のゲームを目にする。
そんな試合を前にすると、私はその選手たちの戦う姿とボールの行方に、ふつふつと勇気がわく。
そして、勇気が欲しいな、と思うときに、ふとまたその試合のことを思い出す。
なんでもいい、勇気が欲しいと思う瞬間はそれぞれで、その勇気をくれる対象もそれぞれだと思うから。

意識してのことではないが、ハードディスクに溜まった試合の中からたびたびそのような試合を見返すことがある。
たとえば、2004/05のCL決勝。
リヴァプールがミラン相手に0-3の劣勢から後半の6分間でスコアをタイにし、PK戦の末に優勝する試合だ。
ジェラードがヘディングで1点を返し、リヴァプールファンを煽るあの姿と、PK戦でのGKデュデクのタコの様な変な動きを今でも忘れない。
まるでそうなることが決まっていたかのような試合展開に、心を動かされたフットボールファンは少なくないはずだ。

私は今回の決勝の日韓戦にそれと近いものを感じ、彼らから勇気をもらった。

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