インタビュー : FOOTBALL WEEKLY

インタビュー

[ユーロ2016]B組はウェールズ首位通過、イングランド2位

20日行われたグループBの最終戦。どのチームにも勝ち抜けのチャンスがあったが、ウェールズがロシアに3−0と快勝し、首位で突破を決定。ロシアは敗退。

また、スロヴァキア対イングランドは、イングランドが再三チャンスを作りながらゴールを奪えずゴールレスドロー。イングランドは勝ち点を5に伸ばして2位を確定。スロヴァキアは勝ち点4の3位で、他のグループの結果次第では勝ち抜けの可能性を残した。


「すべてがこの試合にかかっていることはわかっていた。自力で突破をつかめるんだから、試合前にはとにかく楽しんで悔いのないプレーをしようとみんなで話した。自分がプレーしたなかでは今夜が最高のパーフォマンスだったと思う。僕らはただ頭数合わせに参加したんじゃないんだ。グループを首位で勝ち抜けるためにこれ以上はできないほど頑張った。次の相手が誰になるのか楽しみだよ」
ロシア戦でもゴールを決め、早くも3得点のウェールズ代表ガレス・ベイル

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【31日の日本人選手@欧州】乾ゴール、清武アシスト

■ 乾貴士(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)グロイター・フュルト戦フル出場。同点ゴールを決めるなどの活躍で2−3勝利に貢献、シャルケと勝ち点で並ぶ5位。

■清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)ヴォルフスブルク戦フル出場、前半2点をリードされたが、後半に入って61分にはシモンズが距離のあるボレーシュートで鮮やかにネットを揺らし1点差とすると、その5分後には清武のFKにニルスンが合わせて追いついた。2−2ドロー、11位。
■金崎夢生(ニュルンベルク/ドイツ)ヴォルフスブルク戦89分からプレー。

■長谷部誠(ヴォルフスブルク/ドイツ)ニュルンベルク戦フル出場、2−2ドロー、12位。

【特別対談】「人生に必要なことはすべてサッカーで学べる!?かもしれない」〜木村元彦氏に訊く(第2回)

Jビレッジから日本を考える その2

刈部:Jビレッジの話だけでなく、原発、震災に関して、今はいろんな形を変えて言わないとわからない、あるいは伝わらないってところがあると思います。何度も繰り返す必要があると思いますね。

木村:ええ、大事なことは言い続けないといけない。このあいだの選挙もそうですけれど、日本人は忘れやすい民族で、震災も原発も忘れたのかと思うような結果ですからね。

刈部:今回の選挙の結果というのは、「貧すれば鈍す」で、鈍した人たちが動くとこうなるんだという例です。完全にお金のために「票を買った」というのがはっきりわかります。自分たちの仕事がこれでできると一部の人達は思ったわけですからね。

木村:さらにいうと自民党が伸びたわけじゃないんですよね。他の政党に絶望して投票自体を辞めた人が多くいた。それで相対的に自民が圧勝した。

刈部:そこが、小選挙区制という制度の在り方の典型で、一方的にどちらかが勝つという問題が露骨にあらわになりましたね。

 ところで、Jビレッジの話に戻りますが、Jビレッジそのものの考え方としては、復興、あるいは再開への目処はどんなふうに考えているんですか?

木村:昨年2012年は株主総会を2回やって、復興計画案というのが取締役会で出されて承認されましたが、あえて年限がいれなかったと。

刈部:収束に関しては、誰もいえないところありますからね。

木村:年限を入れると拙速になる可能性もあるし、それに縛られる可能性もある。

 廃炉にいつできるかは神のみぞ知るという事故であと30年掛かるとも言われています。東電は国会事故調査委員会に虚偽の説明をして視察を断念させ、結果的に調査を妨害していた。むしろ国と東電がこれで「終わった」といっても信じられませんからね。去年野田前首相が「冷温停止状態」というわけのわからない収束宣言を出したじゃないですか。言語としても滑稽で地元の人は誰も信じていない。現実には何も解決されていないのですから。

 逆に言うと本当に収束したというのでなければ、Jヴィレッジを返しちゃいけない。もっと言うと、Jビレッジがまだサッカー界に返ってきてないということは、福島の問題が終わっていないということなります。

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【特別対談】「人生に必要なことはすべてサッカーで学べる!?かもしれない」〜木村元彦氏に訊く(第1回)

Jビレッジから日本を考える その1

刈部:日本には「一芸に秀でたものは……」のように一つのことをからいろいろなことを学べるという考え方があります。だったら、サッカーで人生に必要なことは学べることも可能だと思うので、サッカーから横断的にさまざまなことをドキュメントしているジャーナリスト木村元彦さんに登場いただき、サッカー界と社会の距離を考えてみたいと思います。

 ジャーナリストである木村さんがサッカーを通じて、ものを表現しようということになったきっかけはなんですか。

木村:サッカーそのものは、おやじフットサルですが、やるのも好きですし、見るのも好きです。サッカーを通じて取材を最初にしようと思ったのは、ユーゴです。取材対象を考えるときに、文化的なアプローチにせよ、歴史的なアプローチにせよ、必然があって、それはそれでいろんな学者やジャーナリストがやられていると思うんですけど、僕の場合はそのアプローチをサッカーで考え見たわけです。

 サッカーってその表出してくる瞬間が面白いんです。当たり前ですけど、一つのルールの上に乗って、11人対11人がやっているわけです。そこではどんな政治的、文化的なバックグラウンドを持っていようが関係なく、その絶対的なルールの上で戦っているわけです。ただ選手レベルで考えるとサッカーの場合は他競技と比べても、かなり自由度がある。野球みたいに一挙手一投足を監督がサインを送るというのではなくて、全部自分自身の判断でチョイスしていくという。

 それと、やっぱりサッカーはワールドワイドなスポーツであるということが大きいですね。世界というと日本人はグローバル・スタンダードという考えを持ち出しますが、でもそれは結局、アメリカのスタンドードでしかないというところがあるじゃないですか。決して世界的なものではなかったりするんですね。

 それに違った価値観というのは、いわゆる発展途上の貧しい国だろうが、紛争地帯だろうが、一つ一つ根付いていますし、可視化できるものとして非常に興味深いものなんです。これはよく考えると必然だったんですけど、ユーゴを回っていて、民族紛争の現場とかに行って、識者に聞いたり、現場を踏んだり、普通のアプローチで行きますよね。でもなんかもう一つ迂回したもので、新しい見方なり情報が欲しいとなって、サッカー協会へ行くようにしていたんですよ。そこで見えてくるものというのが結構面白かったですね。
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【寺野典子インタビュー】横浜FC山口監督第2回「監督業の醍醐味」

 J1昇格プレーオフを初導入した今季のJ2は、11月11日にリーグ戦が終了。通常シーズンに比べると3週間ほど早い。とはいえ、リーグ戦やプレーオフを終えても11月いっぱいはトレーニングを行っているクラブが多い。天皇杯を敗退しているチームの中にとっては、微妙な時間なのかもしれない。来季の契約延長がなく、チームを去る選手もいっしょに練習している。複雑な空気が漂うのも無理はない。

 続投が決まった山口だが、来季へ向けた話には、言葉が重くなったのは、そんな空気が影響しているのかもしれない。共に戦った選手との別れもまた新人監督にとって、初めての経験なのだ。

 山口自身も選手時代に「戦力外通告」を受けた経験をしている。そのときの思いが生々しくよみがえるのかもしれない。
 現役時代の経験は、指揮官としての姿勢にも色濃く反映しているはずだ。

「練習で100%出せなければ、試合でも出せない」と要求したうえで、「平等な競争」というキーワードをあえて口にしたのも、監督の自分が選手をどういう目で見ているかというスタンスを示したかったからだろう。とはいえ、明確な数字で評価を下すのが難しいサッカーというスポーツにおいて、選ばれなかった者たちが不満を口にするケースは少なくない。しかし、山口は就任以降、所属選手の約9割の選手を起用している。多くの選手にチャンスが与えられたことが伺える。そこからも競争の平等性が保たれていたのだろうと想像できる。

 就任直後のインタビューでは「選手それぞれに性格が違うし、態度や行動を見ただけで、選手を判断しちゃいけない。今の若い子はこっちが背中を押してあげなくちゃいけない部分もある」と話していた山口。選手の潜在能力を引き出すために心を砕いたからこそ、より多くの選手をピッチへ送り出せたのだろう。

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