1日に行われた日本代表対ペルー代表戦は0−0の引き分けだった。キリンカップは30年以上続いている歴史あるタイトルマッチだ。国際的な知名度は高くないが、単なる親善試合とは一線を画すものとして捉えられるべきものである。

ペルー代表は、大会に勝ちに来ている。それは彼らのプレーを見たらわかるよね。僕はこの大会が日本代表の強化となるか、単なる興行となるかは相手次第だと言っていたけど、そういう意味では、ペルーは強化相手にふさわしい戦いをしてくれた。

残念ながら、生ぬるかったのは日本自身だった。まず、キリンカップがタイトルマッチであるという点を、メディアもファンも忘れてしまっているよね。日本のマスコミお得意のスター報道により、海外組はスーパースターのような扱いとなっている。
まるで長友がインテルを勝利に導き、内田がシャルケをCLベスト4に導いたかのような、バランスを欠いた報道が目立つ。そうしたスター選手たちが、日本に帰ってくる。というわけで、大会そのものが、スターの顔見世イベントのように作り上げられているのだ。

3−4−3のシステム云々の問題ではないよね。選手の質、プレーの質が良ければ、システムなんて何であろうと機能するのだ。結果的に中途半端なテストになってしまったザッケローニ監督の采配は失敗だったと思う。コンディションの悪かった本田と長友は、途中出場ではなく、先発で使って途中で下げるべきだった。まずは勝利を目指して最善を尽くす中で、状況に応じて新しいやり方を試すべきだったと思う。

アジアカップでの優勝、そして海外組の活躍で浮かれた現在の日本サッカー界にとって、冷や水を浴びせられたかのような試合だったんじゃないかな。選手個々の質は、ごく一部の選手以外“無名”と言ってもいいペルー代表選手たちのほうが、明らかに上だった。

もう一度気を引き締めて、次のチェコ戦での勝利、そしてタイトル獲得を狙ってもらいたいね。


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