CLグループＡではインテルがホームにトッテナムを迎え、前半だけで４得点しながら、終わってみれば４ー３とヒヤヒヤの勝利をあげた。
最初のゴールは試合開始早々、エトーの絶妙なパスにボランチの位置から飛び出したサネッティが決めた。11分にはトッテナムの右サイドバック、アスー・エコットの稚拙な守りの裏を突いてエトーが抜けだし、GKに倒されてPKを獲得。GKゴメスはこれで退場となり、エトーがこのPKを確実に決めてリードを２点広げる。さらにその３分後にはスタンコヴィッチがミドルレンジから突き刺して３ー０。35分にもエトーがこの日２点目をあげ、前半を４ー０の大差で折り返した。

しかし後半に入るとトッテナムが反撃に転じる。左サイドのガレス・ベイルが超人的なカウンターを見せ、まず52分にドリブルで突き進んで左足でゴール右隅に叩き込むと、90分にも同じような形から再びベイルがゴール。さらにそのわずか１分後にも、左サイドで待ちかまえていたベイルが三度目の左足の巧みなシュートでゴールネットを揺らし、ベイルのハットトリックにより土壇場で１点差に詰め寄ったのだった。
ベイルのポテンシャルに驚くと同時に、前半の大量リードで気を抜いたインテルの脆さも見えた結果となった。

◇インテル　４−３　トッテナム
[得点]　２分：サネッティ、11分PK：エトー、14分：スタンコヴィッチ、35分：エトー、52分、90、90＋１：ベイル（ト）

グループＡもう１試合のトゥウェンテ対ブレーメンは１ー１で引き分けた。両者譲らず０ー０のまま終盤を迎え、75分にトゥウェンテがヤンセンのゴールで先制すると、ブレーメンもその５分後にアマウトヴィッチが右足で決めて追いついた。

◇トゥウェンテ　１−１　ブレーメン
[得点]　60分：アマウトヴィッチ（ブ）、75分：ヤンセン
タグ ：
#インテル
#エトー
#トッテナム
#ベイル