東アジアカップ : FOOTBALL WEEKLY

東アジアカップ

【日本代表】東アジア杯、終盤の失点で黒星発信

 78分、88分に連続でゴールを決めた北朝鮮が歓喜に沸いていた。「決定的なチャンスはたくさんあったが仕事をしきれなかった」と苦虫を噛み潰したような表情で振り返ったヴァイッド・ハリルホジッチ監督ら、日本代表の面々は疲れ切った様子だった。

 序盤の3分、右サイドを駆け上がった遠藤航のクロスに武藤雄樹が飛び込むという、ともに代表初選出の選手が活躍したことで幸先の良いスタートを切ったように見えたが、その後、いくつもあった決定機を逃すと、アバウトでも前線にロングボールを蹴り込む北朝鮮の攻撃に押し込まれるようになる。後半途中から出場したパク・ヒョンイルの高さを封じることができず、1−2の逆転負けを喫した。

 高温高湿のなかでの試合を分けたのは、交代選手のパフォーマンスだったと言えるだろう。序盤の内容こそ圧倒的に日本が質の高さを見せたが、この暑さではその内容を90分間も持続できるはずもない。中国の「4大かまど」と称されてきた武漢での試合では、交代が勝負を分けることは事前にわかっていたはずだ。しかし、ハリルホジッチ監督の交代策はほとんど功を奏さなかった。交代した選手が1ゴール1アシストの活躍を見せた北朝鮮とは対照的だった。

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【寺野典子コラム】いつもと”違う”東アジア杯のザッケローニ監督

 東アジアカップ中の日本代表のトレーニングは、すべて公開されている。男女共に出場8か国すべてに用意されたのが、同じトレーニング施設。スタジアムではないため、非公開するのが困難だからだ。
 通常なら、冒頭15分のアップ時しか見ることができない練習をすべて見られるだけでなく、ピッチ両サイドに設置された記者用のスタンドとピッチとの距離が非常に近いため、監督の言葉を訳す通訳の声もよく聞き取れる。
 非公開練習では、選手へ取材をしても断片的にしかわからなかった監督の“意図”を、メディアもダイレクトに知ることができる。貴重な時間となっている。
 しかも、初招集の選手も多い本大会メンバー用に準備されている練習メニューは、ザッケローニの哲学のベースに違いない。

 今大会のメンバーはGKを除くと、4バックのチームが二つ構成できるメンバー編成となっている。日によってやり方や強度、内容に違いはあるが、おおむねの流れは、攻守両面で、いくつかのパターンを監督が説明し、それを繰り返すというものだ。動き方、タイミング、相手のどんなプレーで反応すべきかなど、細かい指示が出されている。そして、スローインからの攻撃練習を行うなど、サイドの攻防について、時間を割くことが多いと感じた。

 そうやって説明を受けたあと、何度かそのプレーを繰り返す。それほど何度も繰り返すわけではなく、確認程度の回数で1、2回ということもある。そして、いくつかの型を学んだあとミニゲームで実戦する。
 監督の指示を伝える通訳の声だけでなく、選手の声も聞こえてくる。うまくプレーが連動しない場面で、同サイドの選手同士がイメージを確認し合う場面などを間近で見られた。

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