岡崎 : FOOTBALL WEEKLY

岡崎

【寺野典子コラム】3連敗からのスタートも悪くない

 世界大会での3連敗は98年のW杯フランス大会以来となったコンフェデレーションズカップ。得点数は増えたが、失点も多く、数字だけを見れば得失点差−3の98年大会を下回る−5という結果だ。(もちろん、W杯では今回のような強豪国がひとつのグループに集まることは稀だとは思うけれど)。
 チームの半分以上を欧州のクラブに所属するメンバーで構成され、史上最強という呼び声も高かったザックジャパンだが、“勝てるチーム”ではなかった。

 6月4日のオーストラリア戦に引き分けて、世界最速でW杯出場権を獲得した日本だったが、獲得がかかった最初の試合、3月のヨルダン戦では敗れている。過去97年も05年も、そして09年も「この試合に勝てば出場が決まる」という試合を日本は落としたことがない。今代表は初めて、“持ち越した”チームだった。

 その試合から2日後にドイツで話を聞いた長谷部は、「勝てば決まるという試合を落としたのは、初めてでしょ? ヨルダン戦で決められなかった自分に本当に腹が立つんだ」と語った。「最高の準備をして挑んだけれど、それでも勝てない。それは自分たちにはまだまだ力がないということなんだ」と発する言葉には熱がこもっていた。

 親善試合のブルガリアにホームで敗れ、オーストラリア戦も勝ちきれなかった。イラクとの試合で勝利できたものの、すっきりとしない思いは残った。

 コンフェデレーションズカップ初戦のブラジルでは何もできずに終わる。2点をリードしたイタリア戦では善戦し、自信と手ごたえをつかんだが、4−3で勝てなかった。
「イタリアを相手に日本が成長しているというのを見せられたこと。イタリアの選手たちからユニフォームを交換しようと言ってもらえたのは素直に嬉しかったけれど、負けているからね」と語った長友をはじめ、誰一人喜んでいる選手はいなかった。

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【寺野典子コラム】カナダ戦辛勝、チームに危機感

 ワールドカップ最終予選、ヨルダン戦を前に、3月22日日本代表はカタール・ドーハにて、カナダ代表との親善試合を行った。

 本田、長友を怪我で欠き、今野、清武は体調不良などもありベンチスタート。香川をトップ下におき、左MFとして乾が初先発。左SBの酒井高徳、CBの伊野波という顔ぶれで、試合が始まった。すでにW杯予選を敗退し、2018年大会へ向けて始動したばかりの若いカナダ代表は、開始直後からアグレッシブなサッカーを展開する。それに動揺したのか、日本の動きは鈍く、中盤でのパスミスも多発。岡崎のゴールで先制するものの、選手間の距離などポジショニングが悪く、前線から効果的な守備ができなかっただけでなく、セカンドボールを相手に拾われるシーンが多発し、日本らしいサッカーをやらせてもらえないまま、前半を終える。

 後半は中村がトップ下に入り、香川が左MF,乾は岡崎に代わり、右MFへ。1トップも前田からハーフナーへ。しかし、後半13分にセットプレーでカナダに同点弾を許す。それでも相手のペースが落ちてきたこと、ハーフタイムで修正できたこと、中村のタメなどが効果を表し、日本のリズムでボールを回す時間が増えた。そして、後半29分にハーフナーがゴールを決めて、2−1と逃げ切ることができた。

 しかし、試合後の選手たちの表情は厳しく、「勝てたからよかっただけで、ヨルダン戦ではこういう試合をやってはいけない。これでピリッとしてW杯予選へ迎えればいい」と岡崎が言ったように、大きな危機感を抱いたようだった。

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【乾、岡崎、酒井高 試合後コメント】

アイントラハト・フランクフルト対シュトゥットガルト
 2−0で勝利した2月2日のハンブルグ戦以降5試合連続で無得点試合が続いているフランクフルトが、シュトゥットガルトをホームに迎えた。シュトゥットガルトは昨年12月15日以降、リーグ戦10試合中勝利を挙げたのは2月17日のホッフェンハイム戦の1試合のみ。ドイツカップでの勝利はあるが、ヨーロッパリーグもラッツオ相手に2連敗で敗退している。6週間連続で週2試合を戦うハードな日程で前節は岡崎、酒井ともにベンチスタートだった。
 しかしこの日はフランクフルトの乾だけでなく、岡崎、酒井も先発出場を飾っている。
 シーズン開幕当初の勢いが失せたフランクフルトだが、この日は17分に先制点を決め、試合の流れをつかんでいるかに見えた。しかし後半に入った49分、シュトゥットガルトがPKを決めて同点に追いつくと、71分に逆転弾を決め、試合はそのまま終了した。乾、酒井は90分間出場し、岡崎は69分に交代している。


■乾コメント
 勝ち切らないといけない試合だった。もったいないですね。僕自身は裏を狙うことしか考えていなかった。もっと点に絡みたかったですね。試合自体は悪くなかったんじゃないんですか? そんなに悪いシーンもなかったと思うし。ただ、失点の部分はね、セットプレー2個なんで。代表へ行けば、サッカーも変わりますけど、しっかり力を出したい。代表でしっかり気持ち切り替えてがんばりたいと思います。

■岡崎コメント
 試合前のミーティングでは、「球際はしっかり行こう。みんなで最後の気持ちの部分を出す」と監督から話があり、今まで自分たちがやってきたサッカーを出していくというう感じでやったんで、そういう意味では、相手にやられている場面とかあったけど、それを何とかしのいで、自分たちらしい勝ち方かなというのはありましたね。
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【22日の日本人選手@欧州&EL試合結果】酒井高、岡崎ゴールで勝利に貢献

■酒井高徳(シュトゥットガルト/ドイツ)ELステアウア・ブカレスト戦先発で70分までプレー、23分にチームの3点目を決める。1−5勝利で首位ステアウアと2差の2位。3位コペンハーゲンもモルデを破って1差で続くので、突破は最終戦のモルデ戦まで持ち越し。
■岡崎慎司(シュトゥットガルト/ドイツ)ELステアウア・ブカレスト戦フル出場で、31分に頭で、55分に右足でゴール。
■酒井 宏樹(ハノーファー96/ドイツ)ELトゥウェンテ戦ベンチ、すでに突破を決めているハノーファーは0−0ドローで勝ち点を11に伸ばす。トゥウェンテは敗退。
■細貝萌(バイヤー・レヴァークーゼン/ドイツ)ELメタリスト戦ベンチ外、2−0敗戦。すでに突破を決めている2チームの対戦。
■長友佑都(インテル/イタリア)ELルビン・カザン戦ベンチ外。若手主体で臨んだチームは3−0敗戦で、首位ルビンに続く2位通過が決定。

【寺野典子コラム】「負けたくない」ストライカーの感覚を思い出した岡崎慎司

 81分に岡崎慎司がベンチへ下がった直後、セットプレーからシュトゥットガルトの同点弾が決まる。ゴールゲッターはカカウ。ベンチからスタッフや選手が飛び出して歓喜の輪ができるが、そこに岡崎の姿はなかった。

 9月23日ブンデスリーガ第4節、ヴェルダー・ブレーメン対シュトゥットガルト戦。岡崎と共に酒井高徳も先発出場している。しかし、岡崎のポジションが通常とは違った。4−2−3−1の左右のアウトサイドでプレーすることが多いが、この試合では中央にポジションを置いているように見える。けれど、試合の流れによって、彼の位置はコロコロと変わる。カカウ、岡崎、ハルニクに加え、トルンと4人のFW登録選手が前線に張り出し、4トップに見えるシーンも多かった。そして4人のポジションチェンジも激しい。攻撃時にはそこへ右SBの酒井も高い位置で攻撃に参加するため、ボールを失うと相手のカウンター攻撃を受けるピンチを招くシーンも続いた。

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