78分、88分に連続でゴールを決めた北朝鮮が歓喜に沸いていた。「決定的なチャンスはたくさんあったが仕事をしきれなかった」と苦虫を噛み潰したような表情で振り返ったヴァイッド・ハリルホジッチ監督ら、日本代表の面々は疲れ切った様子だった。

 序盤の3分、右サイドを駆け上がった遠藤航のクロスに武藤雄樹が飛び込むという、ともに代表初選出の選手が活躍したことで幸先の良いスタートを切ったように見えたが、その後、いくつもあった決定機を逃すと、アバウトでも前線にロングボールを蹴り込む北朝鮮の攻撃に押し込まれるようになる。後半途中から出場したパク・ヒョンイルの高さを封じることができず、1−2の逆転負けを喫した。

 高温高湿のなかでの試合を分けたのは、交代選手のパフォーマンスだったと言えるだろう。序盤の内容こそ圧倒的に日本が質の高さを見せたが、この暑さではその内容を90分間も持続できるはずもない。中国の「4大かまど」と称されてきた武漢での試合では、交代が勝負を分けることは事前にわかっていたはずだ。しかし、ハリルホジッチ監督の交代策はほとんど功を奏さなかった。交代した選手が1ゴール1アシストの活躍を見せた北朝鮮とは対照的だった。

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