『日本人に教えたい戦術的ピリオダイゼーション入門』(東邦出版)には、「トップクラスの指導者やユースアカデミーによる63の練習メニュー」が掲載されている。最終回となる今回は、そのメニューの一つを紹介しよう。今季からマンチェスター・ユナイテッドで指揮をとるモウリーニョの練習メニューだ。なお、今季のイングランド・プレミアリーグにモウリーニョ、グアルディオラはじめ戦術的ピリオダイゼーションの担い手とされる指導者の多くが集合したのはたいへん興味深い。

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ジョゼ・モウリーニョの3対1×4

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準備と進め方
・10×10メートルの正方形4つを作る。
・プレーヤー4人のチーム(青・赤)2つにフリーマン(白)2人を作る。
・それぞれのチームからプレーヤー1人を1つの正方形に入れる。
・フリーマン2人がポゼッション中のプレーヤーと3人で、3対1を形成する。パス5回のあと、プレーするフィールドを変える。

所要時間
・4分×4セット

バリエーション
・難度の引き上げ:長方形を小さくする
・タッチ数の変更
・数回タッチしたら、グリッドを変える

コーチング・ポイント
・戦術:攻守の切り替え、質の高い判断、数的優位なプレー、素早い認識
・技術:ボールコントロール、グラウンダーのパス、タイミングと強さ
・フィットネス:有酸素および無酸素の持久力、プレーリズムの変更
・留意点:集中力、コミュニケーション、積極的な攻撃性、インテンシティ


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最後に、本書に数多く掲載されたモウリーニョの言葉から一つ紹介する。

「指導者はみんなサッカーを熟知している。差は別のところにある」