1日に準々決勝の2試合目、ウェールズ対ベルギーが行われ、今大会でアイスランドと並んで台風の目となっているウェールズが、優勝候補の一角ベルギーに逆転勝ちして、ベスト4進出を決めた。

先発の選手の平均年齢が24歳242日と、1968年大会以来の最も若いイレブンを揃えたベルギーは13分にはナインゴランが22メートルの強烈なミドルシュートを突き刺して先制する。しかし、それを合図に目を覚ましたウェールズの攻撃陣はボールを保持しながら相手陣内に攻め込み、31分にはセットプレーから闘将ウィリアムズが頭で決めて同点に追いつく。後半開始からベルギーはフェライニを投入し、高さを生かして反撃に出るがウェールズの守備の前にゴールまでは至らず。押され気味だったウェールズは55分にラムジーのクロスをロブソン=カヌが決めて逆転に成功。その後もベルギーの攻撃にさらされたウェールズだが、86分には交代出場の巨漢ヴォークスがダメ押し点を決めた。
 この結果、ウェールズは準決勝でポルトガルと対戦。この日はゴールのなかったエースのガレス・ベイルと、レアル・マドリーのチームメート、クリスティアーノ・ロナウドとのなんとも魅力的な対決が実現した。ただし、ウェールズはこの日も要所で大事な仕事をしたラムジーを出場停止で欠く。
<ベイルは自らのTwitterで、「まだ帰国したくない!」と>

ウェールズ代表のクリス・コールマン監督は試合後、次のように語っている。
「グループリーグを抜けた時点でベルギーと対戦するチャンスはあると知っていた。トップチームだよ。最高の試合をしないと勝てないと思っていたし、選手たちはその通りにやってくれた。最高のパフォーマンスだった。優勝なんてことはまだ考えられない。最初の挑戦はグループリーグを抜けること、次に北アイルランドを倒すこと、そしてベルギーを破ること。次はポルトガルだ
「(次戦出場停止のラムジーについては)本当に残念だ。彼は見事なプレーをしてきている。大会のベストプレイヤーの一人だからね。彼もがっくりしてるよ。我々はなすべきことを知っているし、チームのためにカードをもらうことだってある。ただ、このレベルでイエロー2枚で出場停止というのはちょっと厳しいね。ラムジーと(同じく出場停止となるDFの)ベン・デイヴィスがいないのは大きな損失だ。彼ら二人がいなかったらここまで来ていなかっただろうから。でもルールはルールだからね」

■1日の試合結果
準々決勝
ウェールズ 3−1 ベルギー
[得点]13分:ナインゴラン(ベ)、31分:A.ウィリアムズ、55分:ロブソン=カヌ、86分:ヴォークス