レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドの「自分は愛されていない」発言が、物議を醸している。

2日のグラナダ戦で2得点を決めたロナウドだが、ピッチ上で自身のゴールを祝うことを拒んだ。その理由は、本人曰く「ゴールを祝わなかったのは悲しいから。自分がハッピーじゃないのは、プロフェッショナルな事情だ。なぜ僕が満足していないのか、レアル・マドリーは知っているよ」と、レアルでの居心地が悪いからだと説明したのだ。

しかし、こういった彼の言動について「お金をもっと稼ぐためのパフォーマンスに過ぎない」といった多少穿った見方も存在する。

ロナウドは以前、現役引退までレアルと契約を結ぶ、いわば“終身雇用”について語っていた。ところが、レアルで通算150得点、クラブ歴代10位のゴールスコアラーとなったロナウドの市場価値がうんと跳ね上がったことで状況が一変。昨季レアルがラ・リーガ優勝を果たしたことも、ロナウドの経歴に箔を付ける結果となった。彼が退団の可能性をちらつかせれば、クラブはスーパースターを引き留めるために、給料アップなどより好条件の契約延長をオファーせざるを得なくなる。

ただし、いわゆる“ベッカム法”と呼ばれた外国人の高額所得者に対する税制優遇が廃止となり、レアルに好都合だった税金の抜け道が無くなってしまったのが、クラブ首脳陣にとって頭痛の種になっているという。所得税40%を収めなければならないロナウドが世界一の高給取りとなるには、レアルは多額の支出を覚悟しなければならないからだ。

もしロナウドが本当に新天地を求めているとしたら、移籍先として有力なのはやはりプレミアリーグのクラブだろう。2015年6月までレアルと契約を結ぶロナウドを獲得しようとするならば、違約金10億ポンド(約1240億円)を支払い、かつロナウドを満足させる雇用条件を提示出来る富裕クラブに限られる。となると、マンチェスター・シティやチェルシー、もしくはフランスのパリ・サンジェルマンといった少数クラブしかロナウド獲得に名乗りを挙げないのではないだろうか。

ロナウドがレアル退団を本気で望んでいるのか。はたまた、歴史に名を残すフットボーラーとして世界一高額の給料を要求するためのパフォーマンスなのか。あなたはどう見る?