闘莉王や小野、長谷部の顔も見える、2007年の浦和レッズ

明日からJ1が開幕する。今シーズンはリーグが開幕して20周年の節目の年ということもあり、ハイレベルで白熱した戦いを期待したい。と、言いたいところだけど、J開幕に先立ってスタートとしたACLで、日本勢はFC東京を除いて軒並み厳しい結果になった。
昨季Jリーグチャンピオンの柏は、タイのブリーラムに2−3で敗れている。20周年の前夜祭で気持よく酔っ払っていたら、いきなり冷たい水をかけられた気分だね。日本のレベルが下がったのか、タイのレベルが上がったのか、かつてはもっと開いていた差が縮まっているのだから、そのどちらも正しいのだろう。なでしこや海外組ばかりが報道され、注目されているが、肝心要の国内リーグの現状は、決して芳しくない。レベルが低下していると感じているのは僕だけかな。

だから、20周年という節目のシーズンには大きな期待もしている。20歳になった自分を改めて見つめ直し、元来の目的に立ち返り、初心に戻るのだ。日本サッカーがもっと魅力的で、もっと強さを身につけるために、何をすべきかを、サッカーに関わるすべての人間が考えるときだね。

そうした意味で、期待したいのは浦和だ。今季は監督も新しく代わり、代表クラスの選手も補強した。もともと前線にはタレントがいるだけに、守備が安定すれば大化けする可能性は秘めている。

近年は迷走し、昨シーズンも惨憺たる結果に終わった浦和だが、このクラブに元気があるかないかで、Jリーグ全体の盛り上がりが変わってくる。2007年のACL決勝は地上波でTV中継され、普段Jリーグが見ない人でも浦和の快進撃に興味を寄せていた。あの熱が、日常的になってこそのサッカー文化だよ。

優勝予想をするとすれば、名古屋になる。選手層、経験など総合的に見て、実力的には頭ひとつ抜けている。トヨタという大資本がバックについているからこそ、各クラブが資金繰りに四苦八苦する中でも、しっかり現状維持をできているのだ。逆に言えば、現状維持に成功している名古屋を実力で上回るようなチームが出てこないと、Jリーグのレベルは上がっていかない。

20年目のシーズン、「がんばれJリーグ」だ。

[photo by Will Burgess / Reuters]