15日に行われたプレミアリーグ第37節の試合で、降格圏同士の対戦となったウィガン対ウェストハム戦は、ウェストハムが２点を先行しながらロスタイムに逆転を許し、３−２の敗戦。これで７年ぶりの２部降格が決定した。

最終節に残留のかすかな望みをつなぐためには、勝利が必要だったウェストハム。26分までにバの２ゴールでリードを奪って思惑どおりのはずだったが、失点はしながら圧倒的に攻め込んでいたウィガンがついに57分にエンゾグビアのFKで１点を返すと、その11分後にはサモンが同点ゴール。そしてエンゾグビアがロスタイム４分に決勝点を決めた。

これで1試合を残して勝ち点33、残留ラインまで６ポイント離れたウェストハムの降格が決定。チームは試合終了から１時間後にクラブの公式サイトで、アヴラム・グラント監督が「もはやウェストハムの監督ではない」と発表した。

なお、残りの降格チームは勝ち点39のウィガン、ブラックプール、バーミンガム、勝ち点40のウルヴス、ブラックバーンの５チームから２チームが最終節の結果で決定する。ウルヴスはホームでブラックバーン、ブラックプールはアウェイでマンチェスター・ユナイテッド、バーミンガムはアウェイでトッテナム、ウィガンはアウェイでストークとの対戦だ。

一方、順位表上位ではチェルシーがニューカッスルと２−２で引き分けたが、３位アーセナルはアストン・ヴィラに２−１で敗れた。これで４位のシティが17日のストーク戦に勝つと、順位が入れ替わる。また、リヴァプールとトッテナムの対決は、アウェイのトッテナムが２−０で勝利し、リヴァプールを１ポイント上回って５位に浮上。ヨーロッパリーグ出場圏内に復帰した。
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