リヴァプールのスポンサーであるスタンダード・チャータード銀行の幹部が、有名なアジア人選手の獲得を望んでいると明かした。

同行のアジアでの市場拡大のために、リヴァプールは大きな可能性を持っていると認めているガヴィン・ローズ取締役は、次のように話した。

「リヴァプールが我々にできること、そしてプレミアリーグのためにもなることは、アジアからの選手を育てる方法を見つけることだ。偉大なアジア選手をね。パク・チソンがマンチェスター・ユナイテッドで果たしているような役割のできる選手を」

「アジアと中東のマーケットはとても自分たちの国を大事にする。自分たちの国に誇りを持っている。そしてサッカーの試合は大きなイベントとなっているんだ。たとえば、ドバイ出身の選手がプレミアリーグに１人いれば、ドバイ全体が試合を見るようになるだろう」

また、リヴァプールは今季、ヨーロッパリーグ出場権獲得も危うい状態だが、同行が目指すターゲットにとってはプレミアリーグのほうが重要と断言する。
「スポンサーとしての我々にとってはチャンピオンズリーグはそれほど重要ではない。試合が行われる時間には、我々が興味を持っているマーケットの人たちはみんな寝ているからだ」

さらに、ユニフォームなどのマーチャンダイズの売り上げについても、「ヨーロッパはたくさんのクラブで飽和状態だ。クラブが大量のマーチャンダイズを売り上げたければ、中国や韓国へ行くべきなんだ。あちらでのプレミアリーグの人気はすごいからね」と話した。

以前、日本のメディアではCSKAモスクワの本田圭佑のリヴァプール移籍が話題になっていたが、イングランドのソースからその話が出たことはなかった。この幹部の話を聞けば、リヴァプールの狙いは日本人選手ではなく、日本以上にプレミアリーグの人気が高い中国や韓国、中東の代表選手へ向いているのかもしれない。
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