[ユーロ2016]ポルトガルがPK戦制して4強

30日に準々決勝の1試合が行われ、ポルトガルがポーランドをPK戦で退けベスト4に進出した。

ポーランドは開始2分足らずに、レヴァンドフスキが644分ぶりの代表ゴールで先制すると、そのまま攻勢に出たが、ポルトガルもロナウドを中心に反撃し、33分に今大会初先発のレナト・サンチェスがナニとのワンツーから鋭いシュートを放つ。これが相手に当たってわずかにコースを変え、GKファビアンスキの指の先を超えてネットに吸い込まれた。
この夏バイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まっているレナト・サンチェスは18歳317日で、決勝トーナメントで得点を決めた最年少選手となった。

試合は互いにチャンスをつくりながらも、延長戦を終えても1−1のまま動かず。PK戦ではポーランドの4人目が失敗したのに対し、ポルトガルは5人がきっちり決めて勝ち抜けた。準決勝では、今日行われるベルギー対ウェールズ戦の勝者と対戦する。


ポルトガル最後のPKを蹴ったクアレスマは試合後、「ものすごいプレッシャーだった。国の期待を一身に背負っていた。ゴールになると信じてポジティブだった。余計なことを考える時間はなかった。ボールに行く前に自信があった。我々はうまく来ている、これからもこれを続ける」と話した。

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[ユーロ2016]アイスランド快進撃で8強、イタリアはスペインに勝利

初出場で決勝トーナメント進出を決め、この大会の台風の目となっているアイスランドはイングランドと対戦。開始4分にはPKでルーニーに先制点を許すが、その34秒後にはロングスローからの流れでDFのR.シグルドソンが至近距離から決めて同点にすると、18分にはワンタッチパスをつないで最後にシグトルソンがネットを揺らして逆転に成功。

熱狂するスタンドのアイスランドサポーター、人口33万人と、イングランドで言えばレスター市の人口ほどの国が、サッカーの母国相手にリード。イングランドはまさかの展開と思ったのか流れを取り戻すことができず、ホジソン監督の選手交代も後手に回り、反撃もならず。母国開催の1996年以来の決勝トーナメントの勝利を目指したイングランドはあえなく敗退。アイスランドは8強に名乗りを上げ、準々決勝でホスト国フランスと対戦する。なお、試合後の記者会見で、ホジソン監督は辞任を発表した。


アイスランドのGKハルドーソンは試合後、「僕らが4年前に一緒にプレーし始めてから、”アイスランドサッカー史上で最高の試合”と呼ばれる試合はたしかこれで15試合目だよ。だから、緊張感やプレッシャーでひりひりするのにはもう慣れているし、うまくやれるようになっている。ヘイミル(ハルグリムソン監督)から試合前に、イングランドに勝ったら全員の人生が変わるぞと言われた。どうなるかわからないけれど、それだけ大きなことってことだ。インターネットでどんな騒ぎになってるのか見るのが楽しみだよ。アイスランドや、それにイングランド、そして世界がこの結果にどんな反応をしているかをね。すごい出来事だからね」と興奮気味に話した。

前回大会の決勝の顔合わせとなったイタリアとスペインの対戦は、ここまで「美しくはないが効率のよい」サッカーで勝ち上がってきたイタリアが、大会3連覇を目指すスペインを2−0で破り、世界チャンピオンのドイツとの準々決勝に進んだ。

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[ユーロ2016]フランス後半の逆襲で8強

26日ラウンド16の3試合が行われ、フランス、ドイツ、ベルギーが順当に勝ち上がった。

アイルランドと対戦したフランスは開始2分にPKを献上し失点、勢いに乗ったアイルランドの攻守に魂のこもった戦いぶりに前半はいいところなく終わったが、後半開始から、警告を受けていたカンテに代えてより攻撃的なコマンを投入しフォーメーションを変更、これでスペースを与えられたグリーズマンが同点と逆転ゴールを決めて試合をひっくり返すと、退場者を出したアイルランドに盛り返す術はなかった。

カンテは、楽に勝てる相手に負けるのではないかと全員が「心配した」し、パイェも「最悪のシナリオ」と話し、デシャン監督もアイルランドのせいで「いやな感じ」だったと前半を終えての心境を吐露。

マンオブザマッチのグリーズマンは、「前半はいいプレーができなかった。ハーフタイムのロッカールームで話をした。監督も話をした。後半の僕らは全力を尽くして、別の顔を見せることができた。リヨンは僕のホームタウンだから家族もスタンドにいたし、感動もひとしおだ。これからもこうしてチームの力になりたい」と話した。


ドイツとベルギーも、それぞれスロヴァキア、ハンガリーを退けた。
ここまでの結果、準々決勝は、ポーランド対ポルトガル、ウェールズ対ベルギーの組みわせが決まり、ドイツは27日に行われるイタリア対スペインの勝者、フランスはイングランド対アイスランドの勝者との対戦となる。

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[ユーロ2016]ポーランド、ウェールズ、ポルトガルが8強

25日にラウンド16の3試合が行われ、ポーランド、ウェールズ、ポルトガルがベスト8へ駒を進めた。

決勝トーナメント初日からドラマが待っていた。スイス対ポーランド戦では、ポーランドがブワシュチコフスキの大会2点目で先制すると、終盤にスイスがシャチリの鮮やかなオーヴァーヘッドで追いつき、延長戦でもスコアは動かず。PK戦になってスイスが一人ミスした一方、ポーランドは5人全員が決めた。


ポーランドのアダム・ナバウカ監督は、「この試合のためにPKの精度を高める練習をしたので、彼らが最高の形で決めてくれることはわかっていた。(PKを蹴る)5人は前から決めていた。延長戦後、ひどく感情が高まっていたので、再度蹴る気があるか確認した。全員が大丈夫と話し、その通りにやってくれた」と話した。

続いて、この大会二度目の英国4協会対決となった、ウェールズ対北アイルランド戦(おまけにイングランドの審判が笛を吹いた)は、ウェールズがボールを支配しながらも北アイルランドはベイルをしっかり押さえると同時にチャンスを作るなど、拮抗した時間が続いた。しかし、0-0で迎えた75分、ラムジーからのパスを受けたベイルが入れたクロスがオウンゴールを誘い、これが決勝点となって、ウェールズのベスト8が決まった。


試合後、ウェールズのクリス・コールマン監督は、「ウェールズの人たちが誇れるような大会にしたいと思ってやってきた。けれど、サッカーではどこまでいけるかなんて予想はできない。幸運もあれば不運もある。今日我々には少し幸運があり、北アイルランドは不運だった。けれど、大会が始まってみて、我々はこのポジションにいるにふさわしい仕事をしてきた。今日の試合は思うようにはいかなかった。本当に厳しい戦いだった」と話した。

クロアチア対ポルトガルはこの日2試合目の延長戦にもつれこみ、最終盤、クロアチアの絶好のチャンスの直後、ポルトガルがカウンターを仕掛け、ロナウドのシュートをGKが弾いたところをクアレスマが押し込み、ポルトガルが1−0で勝利した。ポルトガルのシュートはこれがこの日5本目、枠内はわずか2本(決勝点につながったロナウドとクアレスマの1本ずつ!)。一方のクロアチアは失点後も怒涛の攻めを見せたが、試合を通して17本のシュートのうち枠内に飛んだものは0に終わっている。

クアレスマは、「鍵となったのは、僕らが守り方をよくわかっていたこと、そしてここぞという大事な時に攻撃できたことだ。クロアチアは素晴らしい選手のそろった強い相手だった。この120分の出来事は幸運だったとしか言いようがない」とコメントした。

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[ユーロ2016]終盤のドラマでアイスランド突破、16強出揃う

22日にグループEとFの最終戦4試合が行われ、16強が出揃った。この大会は終盤のゴールの多さが目立つが、この日の試合でも終盤にドラマが待っていた。

グループEでは、アイルランドがすでに突破を決めているイタリア相手に85分のゴールで1−0で勝利し、3位でベスト16入りを決めた。また、ベルギーも84分のゴールでスウェーデンを1−0で破り、2位。スウェーデンは敗退が決まり、イブラヒモヴィッチにとってはこれが代表での最後の雄姿となった。

グループFでは、下馬評は低かったもののこの大会で素晴らしいプレーを見せてきたアイスランドがオーストリアと対戦、途中出場のトラウスタソンが追加タイムに決勝点を挙げ、2位通過を決めた。また、ここまで勝ちのないポルトガルはロナウドがついにゴールを決めたものの、ハンガリーに追いつくのが精一杯。勝ち点3で3位に終わり、なんとかベスト16に滑り込んだ。


アイスランドのハルグリムソン監督は「アイスランドは祝日を変更するかもしれない。この試合を見た人は誰もがこれがどれだけ我々に大きな意味を持つものかわかったと思う。勝つためにあらゆる犠牲をいとわなかった。オーストリアには敬意を表したい。彼らは最後の最後までゴールを目指して戦った。ツキもあったけれど、とにかく試合を通して強い精神力を示した。脚が疲れきっていた選手もいた。ここまでほぼ同じメンツで戦ってきたからね。(ベスト16の対戦相手の)イングランドのことは恐れていない。16強で簡単な相手はいなことはわかっている。それまでに万全なコンディションにしたい。」と話した。

ハンガリー戦で大会記録を更新したのはポルトガル代表のロナウド。四度の欧州選手権でゴールを決めた初めての選手となり、出場試合数も17試合で記録を更新。「新記録とはなったが、記録はいずれ破られるもの。記録を更新できてうれしくないとは言わないけれど、大事なのはグループリーグ突破で、それをなんとか果たすことができた。次もいいチームと戦うが、勝つか負けるかは五分五分。いい試合をしたチームが勝ち抜ける」と話した。


ベスト16の組み合わせは以下のとおり。
6/25
スイス 対 ポーランド
ウェールズ 対 北アイルランド
クロアチア 対 ポルトガル

6/26
フランス 対 アイルランド
ドイツ 対 スロヴァキア
ハンガリー 対 ベルギー

6/27
イタリア 対 スペイン
イングランド 対 アイスランド

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[ユーロ2016]ドイツ、ポーランド、クロアチア、スペインが16強

21日にグループCとDの最終戦4試合が行われ、ドイツ、ポーランド、クロアチア、スペインが突破を決めた。

グループCでは、ドイツとポーランドが共に勝利して勝ち点を7に伸ばし、ドイツが首位通過。グループDでは、スペインがPKを失敗したこともあって、クロアチアが終盤のカウンターでペリシッチが決めてスペインに逆転勝利、首位通過を決めた。ユーロ2連覇中のスペインがユーロで敗れたのは2004年以来のこととなる。この結果、ベスト16でスペインがイタリアと対戦する。

また、あと2グループを残して、B組3位のスロヴァキアとD組3位の北アイルランドのグループリーグ突破も決まった。これで英国は3協会がベスト16に入ったことになる。

PKを失敗したセルヒオ・ラモスは、「クロアチアは素晴らしいパフォーマンスだった。PKには失敗したが、これが決勝トーナメントじゃなくてよかったよ」とコメント。決勝点のペリシッチはマンオブザマッチに選ばれた。
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[ユーロ2016]B組はウェールズ首位通過、イングランド2位

20日行われたグループBの最終戦。どのチームにも勝ち抜けのチャンスがあったが、ウェールズがロシアに3−0と快勝し、首位で突破を決定。ロシアは敗退。

また、スロヴァキア対イングランドは、イングランドが再三チャンスを作りながらゴールを奪えずゴールレスドロー。イングランドは勝ち点を5に伸ばして2位を確定。スロヴァキアは勝ち点4の3位で、他のグループの結果次第では勝ち抜けの可能性を残した。


「すべてがこの試合にかかっていることはわかっていた。自力で突破をつかめるんだから、試合前にはとにかく楽しんで悔いのないプレーをしようとみんなで話した。自分がプレーしたなかでは今夜が最高のパーフォマンスだったと思う。僕らはただ頭数合わせに参加したんじゃないんだ。グループを首位で勝ち抜けるためにこれ以上はできないほど頑張った。次の相手が誰になるのか楽しみだよ」
ロシア戦でもゴールを決め、早くも3得点のウェールズ代表ガレス・ベイル

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